アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス市の韓国式温浴施設でのトラブルをきっかけに、トランスジェンダーをターゲットにした誤報が拡散。その経過をたどる。
【文献紹介】ブリトニー・ド・ラ・クリタス「男性スポーツで競技して勝っているトランス・アスリートのことはどうなるのですか?」
トランスジェンダーのスポーツへの参加をめぐる議論は、トランスの男の子を不可視化している。競争だけがスポーツをする目的ではない。
【文献紹介】ミシェル・スノー「どうしてイギリスはこれほどトランスフォビックになったのか?政府の嘘、メディアの利益追求とトランスの苦しみについての小史」
2015年の性別承認法改革案をきっかけに始まったイギリスメディアによる反トランス・キャンペーンの歴史。
【文献紹介】タリア・ベッチャー「トランス初級講座」第2節「トランス/トランスジェンダー/トランス* 用語法」
トランスジェンダー、トランスセクシュアル、トランスヴェスタイト、トランスといった用語の簡潔な概念史。
【文献紹介】スーザン・ストライカー「「トランスジェンダー」の旅路」
トランスジェンダーという言葉がジェンダー概念とともにたどってきた多義的な歴史をたどる。
【文献紹介】ルース・ピアースほか「TERF戦争:イントロダクション」
トランス研究の専門家3人による「TERF戦争」とトランス排除をめぐる政治状況の概説。
【文献紹介】ルース・ハント「トランスの権利を男性の暴力を理由として否定しないで」
自己宣告による法的な性別承認が女性スペースの安全を脅かすという考えは実態に即していない。
【文献紹介】サム・レヴィンほか「なぜ私たちはイギリスにおけるトランスライツに関するガーディアンの立場に反対するのか」
トランス女性を犯罪予備軍とみなしてGender Recognition Act改正に留保を付すイギリスのガーディアン社説に対する三人のジャーナリストの反論。
【文献紹介】サマンサ・シュミット「トランスジェンダーの権利に対抗する保守派の意外な味方:ラディカル・フェミニスト」
保守派と連携する米国フェミニスト団体 Women’s Liberation Front (WoLF) の反トランス・ライツ運動。
【文献紹介】ジュリア・セラーノ「『トランスジェンダー活動家 vs. フェミニスト』論争を終わらせる」
ジュリア・セラーノが、「トランス活動家とフェミニストの間の最近の衝突」のような語りを拒否する理由。トランスに対するバックラッシュはフェミニズムを収奪する右派から来ているに過ぎない。